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「 75 」 

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台風旋風。

気付けば前回の更新からはや一週間…。

先週は「台風」こと、私の母親が岐阜からやってきました。
大詰めに大詰まってきた「おうちプロジェクト」最終決定のために。
そんなかんだでいつも以上にバタバタした一週間を過ごしていた私です。(汗)

私の母親は私にさらに輪をかけてすごいです。← なにがどんだけすごいんだか。(笑)
パワー自体もそうなのですが…。

    
 



お喋りしだしたら、包丁持ってても持ちっぱなしのまんま、数時間。
そのおしゃべりは「機関銃」そのもの。(苦笑)

しかも普通の「お母さん」と違ってまるで「主婦」ができません。
娘のところに「手伝って来てあげる」というより「世話になってきた」と言う感じ。
「手伝うよー!」と言いながらも
片付け始めたら、片付けるつもりの新聞を読んだまま。(へたしたらそのまま数時間)

野菜ひとつ切るのにも数ミリ単位でのこだわりで、野菜切るだけで1時間。
米とぎも、野菜洗いも、確かに丁寧で綺麗なのですが、
ご飯の用意だけで果たしてどれだけの時間を要するのだろうか・・・。

私の小さい頃。
そんな性格のくせに、ピアノの先生をしていたので(ピアノのレッスンも延びまくり~!)
そんなかんだで夕飯はいつも夜10時。
久米宏と私、まるで「お友達」でした。(「ニュース・ステーション」を見ながらの夕食、の意)
それ以外の数多くの武勇伝。話し出したらきりがないので、ここらで。

とにかく一つ一つの事が丁寧すぎて、かつやる事なす事遅いので
岐阜ではせっかちな我が父が「主夫」として家事をし、当の本人は「3食昼寝付き」。
しかも父に何の罪悪感どころか、逆にそんな毎日をありがたぁ~く「大満喫中」。
ホッホッホォ~、余は満足じゃー!とな。(大笑)

そんなぬくぬくとした環境の毎日なので「主婦」としての能力をすっかり忘れてしまっている為、
父譲りの、やっぱりせっかちな私が結局やる事に。
そして一番やっかいなことに、何もやれないくせに知識だけは豊富な
かなりの「うんちく王」、「あたまでっかち」。
(テレビを見る時間「も」たっぷりなので。
特に「ためしてガッテン」やら「はなまるマーケット」やらの生活情報番組が大好き)

「そんなので大丈夫?」
「これは○○だからこうしなきゃ!」
「こんなやり方は・・・」「こうした方がいいって。(テレビで言ってた)」
「○※△×☆★●◎~~~っっっ!!!」 …。

やってもらっているくせに、やたら文句が多い。(泣)


あちこちのショールームやお店を見に行ったり、出かけてへろへろになっている私。
「今日、外に食べに言っていい?」と聞いても
「えー、別にいいけど…でもお家でごはん、食べないの?手伝うよ。」
(疲れちゃったからまた出かけるの、面倒くさいだけ)
無邪気に、無意識にこきつかう、そんな我が母。
(「手伝うよ」と言っても結局「手伝って」いない母)

うーん、子供が一人増えたみたいだ…。(泣)


「おうちプロジェクト」の話になれば、大の住宅好きの母。大変こだわりが強くて。(汗)
照明ひとつにしても、私が「こんなのがいいなぁ。」とひとこと言っただけなのに。

「あんたはやっぱり「モダン」なの?家具は「カントリー」っぽいのに。」
「この前まで「和モダン」がいいって言ってたじゃないの?」
「ここが○○だったらここにちがう色をもってきたら、おかしいんと違う?」
「んーイメージが違う。」
「お金の事、考えているの?」
「○※△×☆★●◎~~~っっっ!!!」 …。

機関銃のような言葉で私をどんとんと問い詰め、さらに困らせる。(大泣)
(要するに私が選んだのは「(彼女の感性に)合わない」「全然駄目」ということ)

別に「○○風」ってのにはこだわっていなくて、いいものはいい、と思っているひとなのよ、私。

そんなに言うんだったらお母さんの好みで良いよ、と言えば

「あんたの住む家だからね、あんたの好みにすればいいんだけど・・・」

急に弱気。さっきの機関銃は?強気な姿勢は??
じゃあ、私はどうすればいいんだよー!!きぃーっ!!!


しかしながら。

ブルンブルンと子である私を振り回し続けるそんな母は、裏を返せばそのまんまのひとで。
少女のような母は、気持ちも少女みたいなので、非常に素直で。

家事仕事をできない(!?)ことをいつも「ネタ」にされても
「だーってぇ、みんながやってくれるんだもん♪ ありがたいよねー。」
と臆する事もなく、ひたすら明るい。

ひとが喜ぶ事を一緒になって喜ぶし
怒れる事を一緒になって怒り
悲しむ事を一緒に悲しんでくれて。
怪我した様子を見たら、バンソウコを貼る前に、一緒になって痛がってくれるし
自分の悩み事を一緒になってとことん悩んでくれるし(家事仕事忘れて)
自分の友達を紹介すれば、私よりもその友達と仲良くなって
キャッキャっと、ずーっと戯れている。(苦笑)


「母親」というより「姉妹」という感じ。
そしてなんだかやっぱり「オーラ」があるみたいで、
彼女の周りにはひとがいっぱい。「つながり」がいっぱい。
父もそんな彼女が大好き。あんなにこき使われているのに、ゆきちゃんLOVE。
そして私もそんな母に、子供ながら惹きつけられてやまない。
一緒にいてとても楽しいのだ。


こんな母だからこそ、今の「わたし」は出来上がったのだろうし
(家事をしてくれなかった分だけ、生活的には非常に自立した子供に育ちました・笑)
客人が多かった家庭に育ったおかげで、人をもてなす楽しみもその仕方も身体に染み付いているし
おしゃべり術もきっと彼女の遺伝。(苦笑)

そんな我が母。
「しあわせよー、私。」
と言い切っている、いつも。

こんな風に年をとりたいなぁ、って。
人生を楽しんだものが勝ちなんだなって
「幸せ母」を見て常々思う。

やっぱり子供は「親」を選んで産まれてくるのかな。ふふふ。

かなりバタバタして大変な一週間近くだったけど、
ちょっと今、静かな環境にホームシック。(苦笑)
by harumie18 | 2011-03-07 19:03 | 日々